2012年2月24日金曜日

60年前の幼なじみより箸材が!


小学校の時の同級生から、楠と桜の木が手に入ったので送るけど、と連絡が入った。

”〜手紙を書いたのは約束の箸の材料の件ですが、クスと桜が手に入りました。で、桜も必要かとの問い合わせです。木を伐っていた人は燻製を作るために、サックらを伐ったようで箸に合うかどうかわからなかったのですが、以前彫刻をする人が彫刻には桜が最高といっていたので、とりあえず、押さえておきました。但し、もっとほしいといってももらえません。貴殿の電話とメールが通じません。
 わたしのmailも1月30日からプロバイダを変えました。〜連絡待っています。”




 2012/02/24午前10時ころ電話が入ってきて、楠は45kgくらいあり、宅配では取り扱わないとのこと!細い楠と桜を送ったという。それでも25kgほどはあると。

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 三本松とは、小学校の東にある小高い裏山である。この辺りを中心に子供の頃はよく走り回ったところであり、ここからは小学校を眼下に、私の家もそして遠くの市街地が望めた。とくに三井三池製作所や製錬所、東洋高圧などの会社のニョキニョキと建っている煙突からの煙の立ち上っているのが望め、ときにはコークスを作る際に水を掛けている蒸気が見れた。薄暗くなると時間帯によっては真っ赤な火も見れた。それは還流した石炭を排出し水を掛ける工程の時である。そのことは工場見学に行ったときに知ったプロセスであるが、それを見るたびに目の前で見た水を掛ける勢いを思い出したものである。




 柿の木もたくさんあり時期なるとそれらの柿をよく食べた。その三本松には桜の木やそして今回の楠もあった。あまりにも大きくなったのでそこを通っている高圧線に触れると言うことで切ったという。

 皆はこの楠で何か記念になるもの、椅子やテーブルなどを作ろうという話が持ち上がったという。その話しを聞いたので私は箸材に欲しいと彼に話していたのである。今年2012年1月法事の際に他の楠木で作った箸をお土産にもっていったがそのときの話しで更に話しが進んでいったようで今回の話しとなった。