2013年7月23日火曜日

波志データベース〜2013/07/23〜,英国のバラ



波志製作dB

〜2013/07/23現在〜


 久しぶりにdBをアップした。先のdBは5月5日,2,111膳,今回2,158膳である。製作スピードは3日に2膳のペースである。


今回での珍木は
1)英国からのバラの木
 このバラは,小さなトゲが木全体に密集したものである。バラというと△のトゲとばかり思っていたがそんな種類のバラもあるという。細いので作りにくかったし,枝であり完成したら曲がってきたもののあった。もう少し木があるから接ぎ箸にしてみよう。

2)秋葉神社解体修理ででた杉
 確信できないが,頂いた方の話しではこの材は600年前のものであるという貴重な杉材である!(もう少し正確に確認が必要)。腐りかけているところもあったが,600年の乾燥であり非常に軽い。

3)真弓
 ナイフで削っていても粘りのある木である。また,サンダーで削ると繊維質のような木くずが発生した。木肌は白く,品のある波志ができた。

4)椨
 私の郷里,大牟田市三池,小学校時代の友人が,送ってくれていた木。鉈で割っていたもので乾燥したであろうと,波志にした。木目は目立たなく,白灰色の木肌である。

4)黒檀箸箱と黒檀箸
 購入してた端材を9mmほどに裂き溝をつくったところ,曲がりが生じた。平らにして再度ルータを掛けた。ルータで溝を作るに際して慎重に彫っていった。ルータを掛けるとき小さな木ネジで固定するが,錐穴を巧く開けないと割れてくる。
 今回のケースの削りは,溝全体に木をはめ込んで同時にペーパ研磨したが,巧くいった。即ち,上下の蓋の縁巾が同じ巾になり綺麗な仕上がりとなった。いままでは,マグネットの穴を利用してそこに木を埋め込んで削っていたが,上下の穴の位置を正確に開けることが困難であり,縁巾が違っていたものもあったが今回はそれが完全に解消された。原理的に間違いない方法である。
 マグネットの位置も慎重に開けた。原理的に穴の上下位置は正確に印されるがその方法をもう少し研究しなければならない。何か菱形の短い針が良いが,それをどうして作るかである。



※19:00現在の湿度=91.53%,蒸し暑いです!