仁摩にいた頃、もう16年前になる、温泉津町で豆腐イベントを行った。
豆腐マニュアル
マニュアルつくりにはアシスタントの大谷君と。マニュアルつくりの時からの相棒で、その際は仁摩町の城福寺で行った。近所の昔豆腐屋をやっていた家から主な道具を借りた。メンバーは誰も作ったことがない。聞き伝えの覚えでの豆腐つくりで、何バッチを作っただろうか。初の豆腐は、「スポンジみたいだね!」と住職の初言葉。次第に上手くなって、それらしき豆腐が出来るようになった。「甘い豆腐〜大豆の香りが良い〜」などの言葉が聞けるようになった。
2.町おこし
話しが大きくなり、仁摩町の西隣の町、温泉津町(ここは温泉が湧く旅館街である)で豆腐での町おこしをしようと動き始めたのである。そんなわけで大きな自動自動石臼、搾り器、豆腐枠などを揃えた。
直径50cmほどの石臼をつくりモーターで回転(回転可動)させる豆腐石臼を作った。何回かの実験で豆腐マニュアルが出来た。イベントは、旅館ますや で私が作った200丁ほどの豆腐をますやの板前さんがいろいろな豆腐料理にして、披露された。
朝4時頃から同じ温泉津のスーパー小川商店の調理場で豆腐つくり。出来上がる頃には温泉津町長や商工会議所会長、温泉津の大手企業社長や部長、地元の旅館、陶芸家などが集まり40名ほどになった。同志社大学の学生や先輩、チーフは同志社大学の三輪教授。粉体工学専攻。盛大なイベントとなった。
3回ほどのイベントを行ったが、最終的には町おこしのテーマーにはならなく、石臼は教授が何処かへ持って行ってしまった!
3.豆腐つくり
・2011年1月23日
伊勢原で豆腐つくりのイベントがあり、大山の豆腐屋さんが指導、これに参加した。ふやかされた大豆300g、水300cc+50ccとミキサー、消泡剤、苦汁、固形アルコールを使う個人用土鍋が材料である。ミキサーで粉砕し布袋に移しよく揉み得られた液を土鍋で煮る。それに消泡剤を入れ苦汁を入れて出来上がり。残念ながら豆腐らしいものは出来なかった。
雪花菜サラダ
豆腐つくりの祭にでるおからでのおからサラダは美味しかった。これは出来たものを試食。帰りに持ってみてた雪花菜を貰って帰り、雪花菜サラダを作ったが簡単で美味しかった。
マヨネーズ、サラダオイル、お酢を適量で混ぜ合わせておく。
人参、キュウリ、タマネギは細切りし、塩で揉んで水洗いして、雪花菜と混ぜ和えて出来上がり。
4.本日の私の豆腐つくり
そのような流れがあって私はその豆腐つくりは何とか趣味でやってみたいと機会を待っていた。仁摩の頃に作った搾り箱などは飾りとして玄関に置いていた。
必要な道具をさらに作った。
・プレス器ーーーボルト方式
・プレス台
・豆腐箱ーーー少量豆腐用
・専用シャモジーーー苦汁を混ぜるときに必要。優しい撹拌
苦汁ーーー仁摩にいるとき、静間というところで貰った本苦汁。静間の海岸で塩つくりをしていてその際に出る苦汁である。500cc程の手持ちで限りがある。
大豆ーーー400g。近所の農業メンバーが作った地元の大豆。これはお願いすれば購入可能。
搾り布ーーー温泉津の時に使ったもの。雪花菜分離用。
結果
1)見た目は良くなく満足とまでは行かないがそれらしき美味しい豆腐ができた!
2)搾ったときの豆乳を受ける容器を作る。木の箱など断熱性の高い材料がよい。
3)型に入れるときの布。箱が小さいので、布が皺にならないような工夫が必要。
四角い箱にあった布袋を作った方が良いのか。出来たとき布袋から型が壊れないように取り出せるかのアイデアが必要である。
今回は布巾を使ったが上手くまとめられず写真のように型が悪い。これは押さえも関係する。
4)重石を捜すーーー重すぎても駄目。小さい箱での押さえる時間は。途中で軽くすることも必要であるが。
5)収率
乾燥大豆200.15gーー> 14.5時間 436.12g K=2.18
豆腐 440g、厚み約3cm
雪花菜 333g
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完成の豆腐
厚み3cm |
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雪花菜サラダ |
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搾り箱正面
底は僅かに傾斜している |
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搾り箱背面
絵はコウモリ。松江市の資料館で茶臼にコウモリ
が刻まれていたのでそれに似せてみた。
箱にはカシューを塗った。
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押さえ蓋(左)と簀の子(右) |
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押さえ台
箱の口を高くするためと搾り器セットの工夫 |
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搾り器
バンドルを回してネジの締め付けで搾る |
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搾り箱を搾り台にセットしたところ |
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豆乳と苦汁を混ぜるためのシャモジ
孔を開けて苦汁が混ざりやすいように工夫
もう少し孔の数を増やしたかったが材料が
杉の板であり弱くて開けれなかった。 |
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豆腐の枠箱
L156× B97× H100 8φ
杉板廃材 |