2011年11月2日水曜日

月下美人一輪

月下美人の最終開花の記録は以下のようになっている。今年は遅いのであろうと思ったが2007年には11月7日という記録があった。今年は春先に植え替えをした。

1991年9月21日・・・
1992年7月21日・・・
1993年10月6日・・・2輪
1994年9月15日・・・2輪
1995年・・・
1996年・・・
2003年10月
2004年9月10日・・・2輪
2005年9月16日・・・4輪
2006年10月17日・・・2輪
2007年11月7日・・・1輪
2008年10月24日・・・7輪
2009年9月25日・・・8輪
2010年10月12日・・・2輪
2011年11月2日・・・1輪

今年最後の開花時間は9時40分頃である。

静かにきれいな月下美人が咲き香りを放っている〜

午後7時01分撮影

午後8時35分撮影
午後9時41分撮影

午後9時41分撮影

午後9時41分撮影

午後9時41分撮影

午後9時41分撮影

ちょっと恐い?弔うには〜

島根にいた頃、あちこちを歩き回った。友達もいろいろ〜猟友会、漁師、森林業、蕎麦会、葛粉製造、念珠作り、豆腐作り、左官などなど

 その中の一つ、猟友会では猪を捕ったので解体を手伝ってくれと声が掛かった。湖に血抜きのために浸けてある大きな猪を引き上げナイフで解体である。

 
 解体では頭、もも肉、足、皮もちろん内臓は山の中に捨てる。これらは狸や野良犬などが食べるという。
 このとき足の先をもらってストラップにしようとベランダに下げて乾燥させていたが、吊していた糸が切れてベランダに落ちでいて気づいたら白骨になっていた。捨てるのはと、きれいに洗った。組みあわせてストラップを造った。最初は銅線で組んだが、2つめは大森銀山の銀の店から銀の針金を買ってそれで組んだ。

 猪の肉はこの時初めて食した。炭火で焼いた肉、すごく柔らかく脂がのって美味しかったことを覚えている。

 伊勢原に帰って、また猟友会の友達ができた。話しはそのストラップの話しになり、猪の足を貰えた。昨年は鹿の足であったが土への埋め方が悪かったので、骨の一部がなくなってしまった。今回の猪はタマネギのネットを使って一足づつ入れて土に埋めておいた。それは5月22日であり、昨日一つだけ掘り出してみたところきれいに白骨化していた。

 今年の近所の神社(三ノ宮神社)のお祭りで、いろいろな骨で造ったストラップ、腕輪や首飾りなどを売っていた。骨は魔除けであるという。

 最後まで捨てずに使うのが猪への弔いであると考えます。


島根県仁摩町のころつくった
猪の足でのストラップ

平成23年5月22日もらった猪の足先の骨
元(写真の右側)のほうはどう組み合わさっているのか判らない?


ホトトギス

 植えた覚えがないのに3年前くらいからホトトギスが垣根の元に咲いている。いろいろなものが植わっているので花が咲いているのに気づくのが遅くなった。いつの間にかだいぶん株が増えていて花もたくさん咲いていた。

 花瓶に挿して愛でた〜



2011年10月31日月曜日

コウヤボウキの花

 昨年は気にしていたコウヤボウキの花を見逃した。昨日の花菜ガーデンで、今コウヤボウキの花が奇麗だよ、と教えてもらったので、少々疲れていたがイベントでお世話になった家にお礼を兼ねて行ってきた。
 コウヤボウキはわたしの家から約1km程行ったところの丘程度のところにある。
日影の森の中に可憐に咲いていた。今回も枯れたら箒の材料に取れるほどは伸びているようであった。

 丘からわたしの居る住宅街とその背後遠くには相模湾が一望できる。少し霞んでいて遠くを望むほどではなかったが、明るい一日であった。秋の風物詩、お世話になった家の軒先には干し柿が秋の陽射しに紅く光り輝いていた。

コウヤボウキ

コウヤボウキ

コウヤボウキの花

何という花?

花と蜘蛛と蜂

花と蜂

アザミ

コウヤボウキの植わっているところからの展望

お世話になった家
秋の風物詩、吊し柿





2011年10月30日日曜日

花菜ガーデンイベント終了



神奈川県立花菜ガーデンでのイベントあつめ市が終わった。

 仕事の都合で会場つくりにはでられず開園間9時際5分前に入り急いで箒と箸を展示した。
曇り空でそれでも少し陽が差したりの天候で風が強くのぼりが風に大きく叩かれていた。14時までのイベントで終う頃になってパラッと雨が落ちてきた、それでもひどくならず車に運んだ頃には止んだ。

 来客の出足は一時間ほどは少なくほとんどはけなかったがお昼近くになって忙しくなった。

 箸を求める方の意見要望は様々で、先が細いものが良い、(値段が)高いね、手頃な値段ですね、珍しい木がたくさんで目移りがする、先日楠のタンスを買ったので楠の箸にするわ、楡の木のテーブルがあるので楡の箸はありませんか?ハイ一膳あるんですがどの箱に入っているかちょっと探せなくてすみません〜、30代半ばくらいの女性でわたしは植木屋をしていまして、、、桑も良いしアオキも、鴨脚樹ってこんな字を書くんですね、などなど興味を持っての品定め、記念に買っていこう、使いやすくて長持ちするのはどれをお勧めですか、マグネットの力が少し強いですね、黒竹と胡麻竹を組みあわせた箸箱は4箱ほどはけたがそれには箸を入れていたのでお得感を感じられたようである、茶道をなさっている方が胡麻竹の茶菓箸を購入された、箒を見ている方で、砂の上のゴミを掃くのに良いものはありませんかとの質問、この箒使うのに勿体ないようなできですね〜とありがたい言葉、コウヤボウキは勿体ないし座って周りの掃除をしたいんですがそのような箒はありませんか、それなら黒竹の箒が良いですよと薦め後日つくって渡すことになったり、、、

 箸先が細い箸は私の作っているのは全体的に細くなっているので持つところは通常で先だけを強調して補足したものが良いであろう
箸箱は箸を入れておいたほうが良いかも。特に黒竹でつくったのは半月型になっているので長さが良くても少し太い橋になるの入らない。

  • 黒竹箸箱は好評であった。


  • 掘出した箸箱は一つも売れなかった。2500円では高すぎたか?六寸の箸も入っているのであるが?


  • 茶菓箸が初めて売れた。客層の違いがあるのであろうか?

  • これから塵取りをつくろう。一号機は出来ているが、今改善の案が頭の中にある。


  • ちり箱もつくる。図案構想案はできている〜


まだ開演前
開園で来園はまばら
こんな雰囲気でのイベント
テントとテーブルは準備されていた
遠くの山は神奈川を望む霊山、大山(おおやま)標高1,126m
写真中央少し丈夫の吾妻やの元に赤いコキア!
その更に上の遠くの白い建物の近くがわたしの自宅



以下のような箸と箒の解説文を配った。


珍木でつくった箸

 例えば
 南天、タラ、青木、鴨脚樹、卯の花、枇杷、令法、紫式部、楠、胡麻竹、煤竹、無患子、黒文字、柚子、柳など等

 それぞれ重さ、堅さや木目(杢)、触感など独特の良さがあります。また、縁起箸としても材料が珍重されます。

 また箸は、何を食べるかによっても使い分けることが食を愉しむというものでもあります。
日本は米の食文化で箸は便利な道具で、箸先はものをつかむのに微妙な太さや適当な尖り具合、形状などが要求されます。

 箸は日常の生活の中でどのようなところに使われているのでしょうか。弁当に、ハイキングに、取り箸や盛り箸、茶道に、神仏事にと様々です。

 うどん用、蕎麦用、おかずが何かなどで使い分けると食べやすいだけでなく食が楽しくなります。

波志はものと人の命を橋渡しし、
波志は人と人の心を橋渡しする。

 日本人は箸を使ってものを食べます。命を保つための行為であり、清潔な仕草です。
 箸をつくっていると今まで気にしていなかった箸、プラスチックの箸を使っていて手作り箸に変えて食の楽しみが増したと喜ばれる。そこに心が通じる思いです。
 


 箸=波志=>わたしは志波です〜



 現代の建築は、箒が使いにくくなっている。日本建築の建物は箒で清掃し、塵取りも必要がない。あちこちの窓を開けると部屋の中を風が通り抜け、部屋ごとには段差がなく部屋の畳は廊下より高くなっているために箒でゴミは外に掃き出せ、舞い上がった埃は風に乗って外に出てしまう。数分後には部屋の中はきれいな空気と入れ替わり理にかなった日本建築での掃除方法である。

 日本庭園は小砂利が敷かれているところが多い。そこに舞い落ちた枯れ葉を掃くには竹箒や熊手では小砂利まで運んでしまい清掃効率が悪い。苔庭でも熊手や竹箒の使用は無理である。

 道具はTPOが大切であり、竹箒や熊手はそれなりに非常に有用である。小砂利庭や苔庭の落ち葉を掃くには砂利を動かさず苔を傷めず葉っぱだけを運ぶコウヤボウキのように細く腰のある材料の箒が最適である。高野箒と書きその箒は養蚕室の魔除けにも使われ、その儀式は奈良時代から今なお続く皇室での年中行事である。