2012年6月9日土曜日

2012/06/09箸製作データベース

 箸の製作数が、1,770膳になった.

ここ近日の珍木

  • 櫨(はぜ):柔らかいが粘りがあり良い箸である.木目はタラに似ている.
  • 油瀝青(あぶらちゃん):緻密であり粘りがある.良い箸である.
  • 水蝋樹(いぼたのき):堅く粘りがある.
  • 玄圃梨(けんぽなし):堅く粘りがある.ナイフでの削り面は光沢がある.
  • 棕櫚竹(しゅろちく):箸の太さに近いもので作ると趣の箸となる.


花菜センターイベント雨の中!

 2012/06/09県立花菜センターでの一日目のイベント「こだわりマーケット」が終日の雨の中で終わった.

 7時半からの搬入で、7時を少し過ぎたころ家をでた.土曜日とあって車は少なかったが、しとしとと降る雨が恨めしかった.出店準備に際してもまずは隣とのテントの間の雨の雫を止めることから始まり、机を濡れない程度に設置したりである.何とか準備が終わり波志や箒を展示した.両隣の店は欠席である.事務教の朝会があり注意事項の再確認が終わった.9時が開演であるがこの雨では人の入りはほとんどなかった.昼になっても人では増えず時には止む雨もその時間は短かった.寒いくらいで半袖の私は鳥肌がでた.








 それでも店に来てくれた人があった.その人達はやはり興味が深く、箸や箒への質問も知識あるものであった.
 ・竹の箸は黒くなりますよね.
 ・箸先が細い箸が欲しい.
 ・山椒の箸は、ぴりっとしますよね!と冗談を吐く若い女性.
 ・薔薇の箸はすばらしいですね.こんなに光沢の箸になるとはおどろきました、と、ここの従業員女性.
 ・家にも黒竹やホウキグサ、シュロなどあるのですが、こうした形になるとはアイデアですね.
 ・どんな箸が美味しいご飯をとれますか?
 ・重さまで記入されている!はい、ロット番号も打っていますので何かあったら教えてください.
 ・頭には、”寿”の文字が入っているんですね.いいわ!
 ・ちょっと離れて帰って見えた奥さん「やっぱいおとうさんはこれ(コウヤボウキの箒)を買うと思った」と笑顔の夫婦.コウヤボウキやいろいろな箸材の性質をよく知ってあったが、それもそのはず、造園屋さんだった.
 ・どこを掃くのですか?電気掃除機ではできない天井や鴨居などの蜘蛛の巣などを払うのに良いですよ.また、玄関土間には最高かと思います.玄関に提げていてもインテリアになるように飾りに気を遣っているつもりです.わたしも玄関に提げていて、すぐ使えるようにしています.
 ・一本一本仕上げてるんですか?ハイ、材料から集め山を歩き回ったり友人から貰って云います.
 ・昨年の伊勢原緑化祭りで買ったのですが、私のは良いのですが主人の箸が先の方が少し曲がってしまいました.じゃ今度持ってきてください取り替えてあげますよ.その様子も見てみたいですし〜.いいですよ、ご心配なく!と.
 

 ・ホウキグサの箒は10本ほどで、足らないかなと思いながらもこの雨であるからそんなにはでないであろうと考えていたがやはり売れる数は少なかった.
 ・箒は場所が狭くて天井から吊したが、これが歩いている人の目に留まりやすく幟よりその高価が大きいようである.
 ・蕎麦茹で箸は一膳も売れなかった.蕎麦を打っている人は少ないのであろうか?


空は3時ころから明るくなり雨は止んだ.後片付けが終わるころには完全に止み、家に帰宅したら陽が差し始め東の空に虹が出た.明日は良いイベントになり人でも多いであろう.明日は出店しない.

2012年6月6日水曜日

イベント用にコウヤボウキの箒

今月神奈川県立花菜センターでのイベントに出店するために、コウヤボウキを作った.延べ2日出店する予定なので、5個作ったが1個は予約済み、5個のコウヤボウキでは不足であろうが材料がもうない.ホウキグサでの箒も作っているが、コウヤボウキの箒は非常に珍しく、結構買い求める方がある.昨年の花菜センターでのイベント風景がリンクしています.
 
黒竹を柄にした高野箒


 今年もまた11月ころに採る予定である.

イボタ

 わたしが何時も使っていた襖や障子の敷居に滑りを活性化する蝋.なんと之がイボタであった.数年前畳替えをしたときに畳屋さんから貰っていたのもでありときどき使っていた.ネットにでているように襖や障子がよく滑る!
 イボタムシからとるというからこのイボタ蝋からすると相当量の虫がいるであろうと思われ高価なものであろう.貰ったこの蝋のサイズならいくらする?また貴重な虫白蝋が敷居用に使われるとは〜.この敷居用のイボタは100%イボタではないであろうと想像する.畳屋さんに聞いてみよう.

 それにしても、虫白蝋に身近に会えるとは嬉しいものである.

7×4.2×2cmのセッケンのような固形