2010年8月21日土曜日

昨日のウシゴロシ箸

 TVを掛けて箸を作っていた。ふと自然の森の話しが流れてきたので手を休めTVに目をやると、見慣れた実の着いた木が出てきた。エゴノキというのである。「あれ?」昨日伐ってきた木ではないか!それはウシゴロシと思っていた木であり(そう教えて貰っていた)、早々にネットで詳細を調べたところ、間違いなくエゴノキであった。
 ウシゴロシと教えて貰っていたので、そこのことを知って少々残念であった。しかし、本当の名前が解ったことも良かった〜〜〜。

 ネットを見るとそれぞれの花はよく似ている〜。

 エゴノキは将棋の駒の材になるという。それならば箸にも十分であろうと、昨日削ってみて感じた。伐ってきたエゴノキを曲げてみたがシナリが少ないなー?、そのときはこれがハツリの柄になるのかと少々疑問を感じていたがそれ以上の考察は出来なかった。

 小枝を集めて小さな箒も作ったが、ウシゴロシの性質が試せないので残念である。

 ウシゴロシの木がどんなものであるか益々知りたくなった。

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 箒を作って使ってみたとき感じたこと。
 エゴノキの枝は固く折れそうであったがそれでも箒にしたが、固いので掃くとそれなりの音がして懐かしさを感じた。子どもの頃家の前の舗装されていない道路をよく掃いていたがそのときの音を想い出したのである。
 箒の腰も掃く効果というものに必要であるが、掃いていて音から郷愁を得られると云うこともまた箒の楽しみである。
 掃いて道がきれいになり掃いて郷愁を感じ掃いて箒の良否を考えさせる、だから箒の研究がおもしろい。箒でどこまで研究が広がるのか〜
  ウシゴロシの箒を作ってみたい〜
 今日は近所の山のコウヤボウキを見に行ってきたが、まだ成長の変化は確認できなかった。花の芽はまったくである。

2010/08/21

2010年8月20日金曜日

ウシゴロシの枝箸

 近所のウシゴロシの木を採取してから一月ほど経ったので(これくらいでは乾燥不足だが)どんな性質なのか知りたくて削ってみた。
 1)枝木は普通芯があるがウシゴロシには無い
 2)ナイフが良く入り粘りが感じられ削り易い。これがこの木の特徴なのか
 3)木肌がきれい。花梨に似ている。
 4)曲げようと試すが固く曲がりそうにない
 5)直線的な枝がない。花梨に似ている。

七寸、ウシゴロシ枝箸。自然な曲がりをそのまま生かした。
 使ったときの結果がどんなものか〜〜〜


 ※ 少し太い枝もあるので、こちらも楽しみである。

2010年8月18日水曜日

箸材質の考察ー木肌ー

 先に楠について述べた。何とか2膳ほど出来たが、この木肌は欅や樫の木に似ていて小さな穴がある。このような材質での箸は、その穴の中に染み込んだものは洗えないのでないかと思える。それらには漆を何度か染み込ませている。それでもまだ凹凸はあるように見える。

 その点、南天や椿、山椒、柳などは緻密で水も染み込まないような木肌である。これらにはワックスで仕上げた方が良いかもしれない。

 このような目で箸の分類を行うことも必要かと思われる。

参照

2010年8月15日日曜日

楠での箸つくり、失敗!

 5cm角50cm長さの楠を貰ってきていた。もう乾燥は十分。まず30cmくらいに伐って更に1cmかくほどに裂いて棒にした。
 ナイフを入れてい見た。すると全く削れず、木目に沿って割れてしまった。他の棒も全部ダメである。苦労して裂いた木は全部ダメであった。
 それではと残りの角材を鉈で木なりに割ってみた。しかしこれも失敗。原因は、木目は無く木は捻れ、鉈はあちこちに食い込んでしまって最終的には粉々と云っていいほどになってしまった。
 楠はそうであろうか?それとも貰った角材の採り方がそうだったのであろうか?こんなことは初めてであった。

 楠のあの香りがして懐かしかった。大牟田の実家の近所で遊んだと頃にあった楠を伐採したと昨年聞いた。幼友達である。記念に何を作ろうかと考えているという。手紙を書いて分けてくれと云っている。さてどんな木になるか楽しみである。2010/08/15。