2010年9月3日金曜日

ホウキグサ(コキア)

 今年も近所の家でホウキグサを種えていただいている。結構大きくなっている。私の家も同じ種を蒔いて育てているがその家のホウキグサの半分の大きさにもなっていない。土地が悪いと成長にいろいろと影響する。

 あまりにも大きくなって通りづらくなっていて一部が折れていた。それをもらってきて乾燥している。8月20日であったが今日9月3日で大分乾いてきて一部が堅くなってきている。3,4日前ころからホウキグサの花芽が付いてきている。

 しめ縄にする稲穂は米が実る前に刈り取られるという。緑の色が良いのと香りも良いからだとニュースで言っていた。
 
 そろそろホウキグサも刈り取る時期が来ているかも知れない。

近所の農家の畑に植えてあるホウキグサ。青々と成長している。
実験開始か?

ウツギ箸は骨を拾う箸!

 近所の工房の方と知り合うことになった。早々に箸を持参しての談義。

秩父の方で、秩父に山をもち、工房を持っておられる。工作はもう20年以上なさっていて、サラリーマン(?)を卒業して本格的に工房をなさっているという。サラリーマン時代は横浜から秩父に通って趣味的になさっていたという。現在は、秦野といっても鶴巻温泉駅の傍に作品を構えてある。

 箸の中の一つを手にし「ウツギの箸は葬儀のとき骨を拾うときに使うそうです。私の山の雑木を切って貰うときにウツギがありそのとき木樵さんが教えてくれましたよ」というのである。一瞬縁起の良くない箸だと思った。ネットで調べると東北地方で使われているそうである。高知県では金(かね)の箸を使うという。
 何度か葬儀には出て骨を拾ったことがあるが、私の経験では竹の箸を使っていたようである。そのときは材質までは気にしていなかったが、今思うと竹だったようである。

 となると、ウツギだから縁起が悪いというわけではない。それぞれ地方の風習がありそれに乗っての行事?である。

 ウツギの箸を作ったと言うネット情報もある。


 わたしも、どんどんウツギで箸を作ることに決めた。ウツギは箸としての優れた材質を有している。緻密で堅く粘りのある材でありまさしく木釘材であり、箸には最適な材である。


 釘として使う際に、ヌカで炒って使うという。さて箸もヌカで炒ったらどう変化するであろうか、実験が楽しみになった。

2010年8月30日月曜日

蜜柑の木=箸(2)

 結果がもう出た。使って洗い次に使おうと手にしたら、表面の光沢が無く、ザラザラしている。

1)あんなにピカピカに磨いた表面なのに!

 ナイフで削った後、平ヤスリで削り成らす=>500#湿式ペーパー掛け=>湿式800#ペーパー掛け。その後、乾式布バフ研磨しワックス掛け。

 どこに毛羽立ちの原因があるのか?

  1. 材料の特性なのか。
  2. ヤスリから一気に500#湿式ペーパー掛けと細かすぎる仕上げ。240#くらいを間に入れるべきなのか
  3. 湿式ペーパーだからか


2)昼は冷やし中華だった

 先は2mm角ほどの四角形の箸であり、予想通り麺は上手く運べた。しかし、持つところの直径7mmφが私には少し小さすぎた。

2010年8月29日日曜日

蜜柑の木=箸

 昨年5月近所の蜜柑畑の農家から直径15cmほどの蜜柑の木を貰い板にしていただいていたもので箸を作ってみた。板から鋸で10mm角ほどの箸材を縦に切り出すに、固くて大変であった。何とか一膳分を切り出すのに汗だく。
 ナイフを入れてみたが固くて固くて〜。いままでいろんな木を削ってみたが初めてであった。それで鉈である程度のサイズまで荒削りしてナイフを入れる。


 思えば、長さ30cm、直径15cmほどの木を鉞(まさかり)で割ろうとしたが全く刃が裁たなかったので、工務店の帯鋸でプロの方に板にしてもらっていたものである。


 板からの切り出しであり、やはり逆目が出て削るのがやっかいであった。


 固い分だけ先の細い箸に加工することが出来た。先を細い四角の箸として、蕎麦用の箸としてみた。オスモカラーのクリアーワックスで仕上げた。


 さて、一年半ほど乾燥した板での箸が曲がってくるか?


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 自然木で作ると曲がってしまう。相当の時間乾燥しても曲がる傾向がある〜特に枝で作るとほとんど曲がってしまう。火で炙って矯正したり、電子レンジで加熱して矯正したり、湯煎で煮て強制したりしても使っていると、曲がってしまう。


 どうすればいいのか?これは自然の摂理か