2011年1月28日金曜日

撹拌機による人工鳴り砂

20年前の実験データである。興味ある人工鳴り砂。すばらしい光沢の表面を有する鳴り砂。どんな音になったのであろうか、以下に報告する。



実験に用いた撹拌機の図





             撹拌機による鳴り砂の製造




      遅谷の砂を、理科実験用の撹拌機で長時間洗浄した。
     199165日から1991122日まで、12,720時間の洗浄時間である。
     撹拌羽根は、思ったほど摩耗はしなかった。水(スラリー)が回転していて、
     砂は容器の壁面を円周上に動くために、撹拌羽が動いているところは、
     水がリッチのめに、摩耗が少ないと考察される。
     周波数が、644810Hz〔10回のデータ)の範囲であり、
     高い周波数が出ている。このことは、きっと、粒子が丸味を帯ている
     と思われる。鳴り砂は粒子が丸くなると、高い周波数になることを
     経験している。すなわち、長時間洗浄すると、粒子は丸味を帯び、そして
    高い周波数となってくるのである。

原砂
半透明の石英砂である


12,720時間撹拌洗浄され砂
透明なガラスのような砂になっている。

    
鳴り砂の特徴的な波形とそのスペクトル
倍音構造がきれいに現れている。








2011年1月26日水曜日

”石見国地法略全”明治十二年四月〜琴ノ濱

琴ヶ浜の云われ

 島根県仁摩町にいた頃、友人から明治の本をコピーして貰った。そこに次のようなことが出ている。
 

 西田川ノ東馬路村ノ北端巌石波戸ノ如ク海中ニ突出スコレヲ松鼻トイウ琴高磯其西ニ接續ス白砂數百弓ノ間歩歩音ヲ發ス其響琤琤恰モ琴ノ如シ俗叉呼テ琴ノ濱ト稱セリ



地図の上部の岬が、松ヶ鼻である。




馬路町の琴ヶ浜

下の鳥瞰図の高山中腹からの松ヶ鼻と琴ヶ浜、馬路集落

琴ヶ浜の背後に位置する高山と城上山
浜の黄色い部分が鳴り砂の浜1.6km


 現在も琴ヶ浜は古文書に説明されているように、琴のような響を発する。


 

2011年1月25日火曜日

雀の宿


 雀が沢山やってくるようになった。ミカンを半切りにしておくと、メジロやヒヨドリが一緒についばんでいる。朝8時頃に待っている。











宿坊で箸のお土産!



大山の宿坊で昼食会


 伊勢原市大山は豆腐料理が有名である。江戸時代には大山詣でで栄えたところであり、現在も古い歴史のある宿が多い。

 今回は旧道と新道が交差するすぐのところ、大山駅バス停すぐのところにある「宿坊かげゆ」で昼食会である。ここは400年余年の伝統の宿であるという。

神奈川県伊勢原市大山3−4,電話0463-95-2004


 料理が並べられ箸は割り箸ではなく、茶色の趣のあるものであった。すぐにそれが私には料理より先に目に留まった。手に取ってみると、欅である。手に取りよく眺めた。

 料理は、豆腐三昧である。一昨日の豆腐教室で教わった、おからサラダも出てきた。薄味のまた違ったおいしさである。湯葉の蟹巻き、柚子味噌の焼き豆腐〜〜〜おからのデザートである。
 
欅(けやき)
長さ229mm,箸先四角、橋元:四角角落とし

 食事が終わる頃、女将さんが挨拶に見え、「お手元の箸はよろしかったら記念にお土産にお持ちください」と。私はビックリした。箸の使い方にそのようなこともあればいいのにと思っていたのであった。「どこから買われているんですか」「東京からです。欅です」

 話しが箸の話題になった。私の趣味のことを皆が紹介する。この人は箸を作っているんですよ〜と。「ここなら(大山)水木の箸が良いのではないですか。大山は駒が有名でありそれは水木で作られているんですよね」と提案した。「それにここの宿坊の名前を焼き印として入れた方が良いですね」と付け加えた。さらに”伊勢原の人が趣味で作っておられるんですよ”というのもいいのでは?と心のなかで伝えた。

さて、それを実行するには

 1)材料の定期的な入手
 2)大量生産

が必要になる。



2011年1月23日日曜日

八女市 堺屋水琴窟




堺屋の水琴窟


 縁側に立つと大きな音が聞こえてきた!そんな水琴窟である。

70cmほどの唐津焼が使われている。

福岡県八女市の堺屋


堺屋通り

建物の構造と水琴窟


縁側水琴窟
大きな手水鉢と海




JIS標準篩目開き

標準篩の目開き
 少々古いがJIS標準篩の目開きと線径は表のように規定されている。
粒度分布を測定するには、この網で作られた8inの篩を用い、普通Ro-Tapシェーカーで測定される。