2011年8月16日火曜日

箸の持ち方

いい話をもらった


 箸の持ち方はいろいろな持ち方がある。その善し悪しは別として、今日近所の方に、タラの木を貰うと云う約束をしていた、以前に伐っていたタラの木で作った箸をプレゼントに持っていった。

 「タラは、成長が速く木はどちらかというと柔らかく鎌で切りとると言うくらいで箸になるとは驚きだね」上げた箸を手にしながらさらに「良い箸だね。タラがこんなになるとは驚いた」とビックリされていた。畑に沢山あるから秋になったら差し上げますよ。庭先には鉢に植わったタラの木が若芽をだしていた。「盆栽風にも良いですね」「いやこれは鉢そこからここにも芽を出しているんですよ」1m程離れた石垣の脇から同じくらいの1m50cm位のタラの木が伸びていた。「根でどんどん増えてきて困るくらいだよ」

 「わたしは子供の頃から親父に言われていて、箸は長くこう持つんですよ。」長く持つと聞いて”長い箸が良いのかな”と思っていると、箸を持ちながらその様子を見せて頂いた(写真参照)」写真のように持ったとき箸の頭が全く出ていないのである。「なぜです?」どんな箸でも短いなりに長く使うというのである。「長く使うことにより親と長く生きていける」というのである。「どこのいわれですか?」「わしは栃木です」と。

 箸の使い方でこのようなしきたりがあるとは驚いたと同時に、珍しい風習を聞かされて箸を作っていて嬉しくもなった。



箸の頭が全く出て無く、食い込んでいるほどである。
栃木県の風習

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