2012年5月29日火曜日

水蝋樹、イボタノキの箸

 今年2012年2月ごろ伐採されていた木を拾っていた.枝は真っ直ぐで箸になるのではと〜.そのとき早々に削り箸にしてみた.非常に堅く何となく空木のような木で良い箸にできあがっていた.5月中頃から新芽が芽吹き始め、何とか葉が茂ってきたので先週葉を付けて伐った.水揚げは意外とよく、一週間してもしおれることはなかった.
 その葉と2,3本の枝を持って厚木市にある自然環境保全センターに名前を教えて貰うために出かけた.いつもの方がでて見え手にはルーペを持っておられた.ルーペを使うことなく「イボタノキ」と即答である.
これは虫が付かなく、ひょっとしら毒があるかもしれませんので調べてみてくださいと注意を受けた.
 いろいろ質問をした.”毒と云うことですが伐ったらその毒性は無くならないのですか、また水に浸したら溶けていきませんか?” ”それはありません、伐った時点で毒の成分は閉じ込められますます濃縮されます.漢方などはその例です.水に浸しても溶けるものもあるかもしれませんが油成分のものは溶けだしません.虫が付かないという性質は木自信が自分を守るための策です.何万年もその繰り返しで子孫を残し今に至っているのです.この木の葉っぱはサポニンを含んでいて泡立ちセッケンの役目をします.” ”毒と云うことでは危なくないのですか?” ”量的なものであり、量が過ぎると毒になり適当な使用で益にもなります”.”南天も毒だと友人が言っていましたが、わたしはもう何年も前から南天の箸は使っているのですが何もありませんが、南天は毒なんですか?” ”それは人によって違うでしょう.いずれにしても気をつけて箸にされた方がよろしいかと思います”

 早々にネットで イボタノキで検索してみた.堅い木できめ細かく楊枝などに使えるとでていた.良い箸になるともでていた.まず安全であろうと判断.

 空木と思っていたそれはイボタノキであると云うことが判り、良い箸ができた.そして安心して使える.

 挿し木や種まきで増やすとか.まだ花は咲いていない.花を観るのが楽しみであり、種をとって植えてみよう.そして落葉したら挿し木をしてみよう〜.

2012/05/29

水蝋樹と書くと云うがイボタノキとは読めない!

2012年3月5日に作成したイボタノキの波志

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