2011年1月28日金曜日

撹拌機による人工鳴り砂

20年前の実験データである。興味ある人工鳴り砂。すばらしい光沢の表面を有する鳴り砂。どんな音になったのであろうか、以下に報告する。



実験に用いた撹拌機の図





             撹拌機による鳴り砂の製造




      遅谷の砂を、理科実験用の撹拌機で長時間洗浄した。
     199165日から1991122日まで、12,720時間の洗浄時間である。
     撹拌羽根は、思ったほど摩耗はしなかった。水(スラリー)が回転していて、
     砂は容器の壁面を円周上に動くために、撹拌羽が動いているところは、
     水がリッチのめに、摩耗が少ないと考察される。
     周波数が、644810Hz〔10回のデータ)の範囲であり、
     高い周波数が出ている。このことは、きっと、粒子が丸味を帯ている
     と思われる。鳴り砂は粒子が丸くなると、高い周波数になることを
     経験している。すなわち、長時間洗浄すると、粒子は丸味を帯び、そして
    高い周波数となってくるのである。

原砂
半透明の石英砂である


12,720時間撹拌洗浄され砂
透明なガラスのような砂になっている。

    
鳴り砂の特徴的な波形とそのスペクトル
倍音構造がきれいに現れている。








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