2011年10月30日日曜日

花菜ガーデンイベント終了



神奈川県立花菜ガーデンでのイベントあつめ市が終わった。

 仕事の都合で会場つくりにはでられず開園間9時際5分前に入り急いで箒と箸を展示した。
曇り空でそれでも少し陽が差したりの天候で風が強くのぼりが風に大きく叩かれていた。14時までのイベントで終う頃になってパラッと雨が落ちてきた、それでもひどくならず車に運んだ頃には止んだ。

 来客の出足は一時間ほどは少なくほとんどはけなかったがお昼近くになって忙しくなった。

 箸を求める方の意見要望は様々で、先が細いものが良い、(値段が)高いね、手頃な値段ですね、珍しい木がたくさんで目移りがする、先日楠のタンスを買ったので楠の箸にするわ、楡の木のテーブルがあるので楡の箸はありませんか?ハイ一膳あるんですがどの箱に入っているかちょっと探せなくてすみません〜、30代半ばくらいの女性でわたしは植木屋をしていまして、、、桑も良いしアオキも、鴨脚樹ってこんな字を書くんですね、などなど興味を持っての品定め、記念に買っていこう、使いやすくて長持ちするのはどれをお勧めですか、マグネットの力が少し強いですね、黒竹と胡麻竹を組みあわせた箸箱は4箱ほどはけたがそれには箸を入れていたのでお得感を感じられたようである、茶道をなさっている方が胡麻竹の茶菓箸を購入された、箒を見ている方で、砂の上のゴミを掃くのに良いものはありませんかとの質問、この箒使うのに勿体ないようなできですね〜とありがたい言葉、コウヤボウキは勿体ないし座って周りの掃除をしたいんですがそのような箒はありませんか、それなら黒竹の箒が良いですよと薦め後日つくって渡すことになったり、、、

 箸先が細い箸は私の作っているのは全体的に細くなっているので持つところは通常で先だけを強調して補足したものが良いであろう
箸箱は箸を入れておいたほうが良いかも。特に黒竹でつくったのは半月型になっているので長さが良くても少し太い橋になるの入らない。

  • 黒竹箸箱は好評であった。


  • 掘出した箸箱は一つも売れなかった。2500円では高すぎたか?六寸の箸も入っているのであるが?


  • 茶菓箸が初めて売れた。客層の違いがあるのであろうか?

  • これから塵取りをつくろう。一号機は出来ているが、今改善の案が頭の中にある。


  • ちり箱もつくる。図案構想案はできている〜


まだ開演前
開園で来園はまばら
こんな雰囲気でのイベント
テントとテーブルは準備されていた
遠くの山は神奈川を望む霊山、大山(おおやま)標高1,126m
写真中央少し丈夫の吾妻やの元に赤いコキア!
その更に上の遠くの白い建物の近くがわたしの自宅



以下のような箸と箒の解説文を配った。


珍木でつくった箸

 例えば
 南天、タラ、青木、鴨脚樹、卯の花、枇杷、令法、紫式部、楠、胡麻竹、煤竹、無患子、黒文字、柚子、柳など等

 それぞれ重さ、堅さや木目(杢)、触感など独特の良さがあります。また、縁起箸としても材料が珍重されます。

 また箸は、何を食べるかによっても使い分けることが食を愉しむというものでもあります。
日本は米の食文化で箸は便利な道具で、箸先はものをつかむのに微妙な太さや適当な尖り具合、形状などが要求されます。

 箸は日常の生活の中でどのようなところに使われているのでしょうか。弁当に、ハイキングに、取り箸や盛り箸、茶道に、神仏事にと様々です。

 うどん用、蕎麦用、おかずが何かなどで使い分けると食べやすいだけでなく食が楽しくなります。

波志はものと人の命を橋渡しし、
波志は人と人の心を橋渡しする。

 日本人は箸を使ってものを食べます。命を保つための行為であり、清潔な仕草です。
 箸をつくっていると今まで気にしていなかった箸、プラスチックの箸を使っていて手作り箸に変えて食の楽しみが増したと喜ばれる。そこに心が通じる思いです。
 


 箸=波志=>わたしは志波です〜



 現代の建築は、箒が使いにくくなっている。日本建築の建物は箒で清掃し、塵取りも必要がない。あちこちの窓を開けると部屋の中を風が通り抜け、部屋ごとには段差がなく部屋の畳は廊下より高くなっているために箒でゴミは外に掃き出せ、舞い上がった埃は風に乗って外に出てしまう。数分後には部屋の中はきれいな空気と入れ替わり理にかなった日本建築での掃除方法である。

 日本庭園は小砂利が敷かれているところが多い。そこに舞い落ちた枯れ葉を掃くには竹箒や熊手では小砂利まで運んでしまい清掃効率が悪い。苔庭でも熊手や竹箒の使用は無理である。

 道具はTPOが大切であり、竹箒や熊手はそれなりに非常に有用である。小砂利庭や苔庭の落ち葉を掃くには砂利を動かさず苔を傷めず葉っぱだけを運ぶコウヤボウキのように細く腰のある材料の箒が最適である。高野箒と書きその箒は養蚕室の魔除けにも使われ、その儀式は奈良時代から今なお続く皇室での年中行事である。

 

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