2012年3月2日金曜日

エゴノキ木(ボク)の波志


 一昨年秋ころ近所の東名高速の街路樹の剪定がされていたときにもらっていた長さ40cm、直径15cmほどのエゴノキを割って箸にしてみた。

http://konanosekaiisehahara.blogspot.com/2010/08/blog-post_21.html

 大きな斧がないので鉈で割ろうとチャレンジした、なんと堅くかたく刃が立たない。鑿(ノミ)を打ち込むと何とか食い込んでいったが今度は抜けなくなった。鏨(タガネ)を更に打ち込みさらに別の鉈を大きな手ハンマーで打ち込み何とか割れた。

 鋸で切るにも大変なので鉈で割って削り出すようにして箸材にした。

 そのままでは当然生木なのでレンジである程度水分を飛ばし数日こたつの中で乾燥した。重量がほぼ安定し、拍子木のように叩いてみて乾燥したような音がしたところで、箸に加工した。

 ナイフで大まかな形にするが、その際の加工でも削るのに苦労した。次の工程はサンドベルトでの荒ら仕上げであるがここでも削りが大変であった。



  ・粘りがあり堅い
  ・緻密である
  ・緻密で堅いが思いの外軽い
  ・白い綺麗な木肌である
  ・木目は目立たない

 などの性質である。

 先日櫨(ハゼ)の木をもらった家の奥さんの話で、無垢で細い箸が好きとおっしゃっていたので、漆などではなく自然ワックス(蜜蝋や亜麻仁油、オスモカラー、荏油など。漆も自然ワックスかも〜)で仕上げた。





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