2012年2月28日火曜日

欲しかった櫨(ハゼ)


 近所のホームセンターに行く途中に櫨の木が秋には綺麗に紅葉していたのを見かけていた。櫨は粘りがあり反発力があるので弓に使われているとう。http://konanosekaiisehahara.blogspot.com/2011/07/blog-post.html

それなら箸には最適ではないかと思い櫨の木が欲しいと思っていた。

 しかし、わたしは漆や銀杏、櫨にはかぶれるのでそれらの木を伐るのは恐ろしさも感じ躊躇している今であった。友人に、"誰かに切ってもらおうかな〜”と冗談話をしていた。すぐ近所にも櫨の木があることは分かっていて、いまの時期ならかぶれ難く少しは安全かと決断して伐りに行かと思っていたところ、昨日ホームセンターの通り道の櫨が伐られているのを見つけた。その伐木は木の根元に置かれていた。これはチャンス!と思い、一日考えた。大きな駐車場の傍できっとその近くの家が持ち主であろうと考え、今日それらしき家に飛び込んで尋ねた。「それは前の家ですよ」と、持ち主はすぐに見つかった。

 訪ねチャイムを押とすぐに庭の方から奥さんが出て見えた。「大住台の者で趣味で箸を作っているのですがあそこの駐車場の櫨の木が伐ってありますが頂けませんでしょうか」と言い終わるまもなく「伊勢原タイムズに出ていた方ですか。大牟田出身と出ていましたね。近くにこんな方もおられるんだと思っていました・・・」と。伊勢原タイムズの記事、大牟田出身と即座にでた言葉にわたしはビックリした。
http://konanosekaiisehahara.blogspot.com/2011/09/blog-post_23.html

 「良いですよ、先日伐ったのですが家の人はかせてね、それが箸に使えるんですか?」その場に案内してくださり箸についても興味がお有りのようで「私は細い箸でムクのが良いですね、南天も良いですよね、杉はどうですか?」など結構質問を受けた。「山椒も良いですし、あの木は枇杷ですよね、枇杷も良いですよ」など説明した。「山椒はスリコギに使いますよね、おじいさんが作ったこれくらいのものをつかっています」、と・・・。話しをしながらどんな箸をお礼しようかと頭に浮かべていた。

 昼に帰って早々に箸を選びだし、車でもらいに行った。枇杷、山椒(2)、アオキ、ツバキの細いものをお礼に持っていった。「かせないように気をつけてくださいよ」「ハイ、出来たらまたお持ちします」と別れた。

 
 傷ついた皮の部分はまだ緑色を呈している。いま割ったりしたらかぶれるであろうと思われた。いつ頃に加工を始めたらいいのか、楽しみであり、かぶれも気になるところである。

頂いてきた櫨。結構重たい。
2012/02/28

ホームセンター途中にある櫨

 ”思っていればことは飛び込んでくるものである”と思わずにはいられなく、嬉しくなる。




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