2011年3月18日金曜日

東北関東大地震


計画停電で俄の行灯



 停電のためにロウソクは準備していたが、巧く燃え上がらず灯りが弱くなった。ロウソクは琴ヶ浜に漂着していた太いロウソクである。漁船が使っていたものであろう〜。

琴ヶ浜で拾っていた3cm直径ほどのロウソク


 大森銀山の竹下ブリキ店から貰っていたカンテラを灯そうかともおもったが、灯油を入れるのも暗い中無理と判断。

 竹下ブリキ店で、油は菜種油ということを聞いていたので、使い終えたサラダオイルを使って見ることにした。芯は木綿のタオル。化繊は駄目であるということは実験で知っていた。

 油皿は、広島の友達から1月に贈ってもらっていた牡蠣の蠣殻である。石見銀山の間歩で初期のころ使っていたのはサザエ殻であるという。その縁に、アルミの針金で芯を固定して灯した。箸の材料(杉材)を使い、適当な太さ、長さに切り小さな木ネジで簡単に止め、糊を木に塗り四角く障子紙で囲う構造として俄に作った。
 ランプ皿は直径35cm、深さ3cmほどの水鉢にセットしそれに四角柱の行灯を乗せ、火を囲った。

左:缶詰缶 左:蠣殻
芯はアルミ線で綿布を固定した
油が無くなるまで燃やしていないので
最後の芯がどのように燃え尽きるか〜


 ロウソクよりも火も高く明るく、使える。琴ヶ浜で体験した行灯を俄に作った。作り終え、さ〜点灯という時に、通電した。それでも電気を消して灯してみた。良い雰囲気である。
障子紙で囲った四角筒の行灯
写真では暗そうですが、結構良いです〜




2)行灯をつくる新しい研究課題が出来た

 安全なカンテラ
  オイルタンクのサイズ、容量
  芯の誘導法:金属筒、陶器(セラミックス)ーーーアルコールランプを参照
   パイプにしているとオイルが無くなっても炭化は進行しない?
  芯のサイズ
  芯の材質
   グラスウール
   藁、葦など(広島の友人の使用材)天然物
   木綿布
   竹や竹炭など
   和ロウソクの芯は何
  転倒しても燃え上がらないカンテラ構造
  転倒したら火を消す方法

 オイルの種類
  価格
  熱量
  輝度/ml
  灯油
  サラダ油
  オリーブ油
  燃焼匂い
   アロマを混合したらどんな香りがするだろうか?

 行灯の囲い
  障子紙
  薄い白布
  形状
  火元と囲いの安全な距離と明るさの関係

 行灯の構造
  円筒
  角(四角、六角〜)
  不定形

 提灯?


3)廃油の利用
 
 いままで天ぷら油は、堅め剤で固めゴミとして捨ていている。しかし、今回の経験で巧く使えば、

  1. 玄関先の街灯や庭の灯籠灯りに使えるかも知れない。
  2. 暖房油に使えないか。

そのためには、第一に安全なカンテラの研究である。



 

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