1.柊ーーー枝 ◎
真っ直ぐに伸びる性質があり、まず箸にし易い。堅く粘りのある木である。
2.バラーーー幹 ◎
直径3cm程の幹。20年くらい経ったところで昨年枯れてしまったので伐っていた。つるバラである。風雨にさらされていたが皮は剥がれることなくしっかり付いている。
さすがバラ科の本家、堅い。中心には5mm位の直径の柔らかい芯がある。
縦方向にきれいに割れる。従ってこれ位の直径になると、二膳が取れる。
杢がきれいである。真があるところや割れ方、杢の模様などはアオキによく似ている。
オスもカラーを塗ったところ、焦げ茶色の光沢のある木肌になった。それもまた素敵である。
3.一位ーーー枝 ○
白い光沢のある木肌である。細い枝。やや柔らかく削りやすい。
湿式研磨したところ曲がってしまった。枝だとどうして曲がる傾向がある。
4.ドウダンツツジのような木 ◎◎
真っ直ぐに伸びる性質のある木である。木の皮も薄く剥離しにくいようである。材料は一膳分しかないので、箸の特性ははっきりつかめないが、非常に緻密な木肌をしている。皮を一部残したが自然美がある。
いずれも良い木である。特に4はすばらしい。緻密さというのも箸としての必要な条件であろう。
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