2011年1月21日金曜日

仁摩中学校の環境学習/仁摩サンドミュージアム




平成18年度 環境教育(仁摩サンドミュージアムにて)
 仁摩中学1年生
 
鳴り砂の特徴


2007年2月8日
仁摩サンドミュージアム:志波靖麿
【1】砂
1.砂という字の意味

 ”すな”は、川や海どのようなところにありますか。沙漠、、、。沙という漢字!?
2.砂の大きさ
 砂というのは,大きさで決められています(右の表)。
3.砂の性質-1
 (1)さらさらして、積んでいくと山になる。
    山の形,高さなど何によって変わるのだろうか
 (2)すき間まが多い。どんなことが考えられるか
 (3)海の砂や山の砂、川の砂を比較してみよう。
    混っているもの,粒の形,大きさの割合
 (4)孔から流れ出る速さは、砂の量にかかわらず一定である。水はどうだろうか?
4.砂の性質-2
 砂を円盤や三角形の板に積んだら、どんな形になりますか?。館内展示の「砂が教える幾何学」で体験を!。

【2】鳴り砂
1.「鳴り砂」と「鳴き砂」という言葉
  琴ヶ浜を歩くと、足もとから、キュッキュッと音が響いてくる。砂浜の砂が足で踏まれ動されたからです。砂浜の砂は、他の力が加わらないかぎり、そのままでは音はでません。鳴き砂という言葉ことばを使つかうと、これは砂が動かなくても、自分から音が響いてくるという意味になります。それではおかしいですね。お寺の鐘は和尚さんが鳴らしている。小鳥は小鳥の気持ちで鳴いている。だから、鐘が鳴る、小鳥は鳴く、というように使います。鐘が鳴く,小鳥が鳴るなどとは使いません。「琴ヶ浜の砂浜は鳴り砂の浜です」と、使うのが自然です。
2.音の出るしくみ
 砂がお互いに磨れあい、砂がいっせいに振動し,砂の周囲の空気にその振動が伝わって音として聞こえてきます。
3.鳴り砂と普通の砂
 鳴り砂は、
  ⑴強く動とめずらしい音がでる。
    その音は、キュッという音で、規則正しい波形をし,普通の砂は、サクッという音で,不規則な波形。
  ⑵山に積だとき、普通の砂に比べ高い山になる。
  ⑶砂の大きさが大体そろっている。
  ⑷砂の表面はきれい。
4. 鳴り砂と環境
  海や浜が汚れると、砂の表面に汚れが付き鳴らなくなります。鳴り砂は環境の変化に敏感です。
5. 日本各地の鳴り砂や太鼓浜
 日本の鳴り砂は、日本各地に発見されてきています。調査結果では、現在194ヶ所(2006.8.7)あったことが分わかっています(志波)。現在どれだけの砂浜が鳴るのだろうか?きっと、100ヶ所ほどはあるでしょう。
 仁摩町:琴ヶ浜、ひろでん、坂灘、野浦浜、大津辺
 温泉津町:小湯戸、都合浜、ひつて、近浦浜、青浦浜、    
      ふるがし、祠西、たぼ島、犬ヶ浜
 太鼓浜:砂浜をコブシでたたくと太鼓の音がする浜
   
6. 琴ヶ浜の鳴り砂
 ⑴浜でよく鳴るところはどんなところであろうか
   ① 浜に流れ込こんでいる川の側の砂はどうかな。
   ② 海水浴やお祭りをする場所、人がたくさん集る場所などはどうかな。
   ③ 春夏秋冬の違いはあるのだろうか。
 ⑵琴ヶ浜のゴミを観察しよう。琴ヶ浜に行ったら、次のようなことを観察しよう。
   ①場所 ②ごみの種類 ③ゴミの並び方かた・・・これらの違により鳴り方はどうだろうか。





【3】ものごとの何にでも興味を持とう
  ・いろいろなものに興味を持つことで、知恵が増ふえてくる。興味を持つことで、自分で考えるようになり(人
   に聞くということも自分で考えることである)、ものごとを正しく判断できるようになっていく。そして、人と   の話が楽しくなる。
  ・おもわぬ出会いがあるとうれしい。知らなかったことがわかると楽しい。モシカ袋をもっておく。疑問は持ち   続ける。続けていると必ず答えが出る。

 鳴り砂のことは、 
 http://www.f5.dion.ne.jp/~yshiwa/
に詳しく出ています。//

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